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■採用活動は「企業ブランド?」それとも「採用ブランド?」

       
2008年2月27日  

 立春を過ぎ今年も就職活動の時期が来た。今年も昨年同様に「売り手市場」とのことであるが、街にはリクルート・ファッション姿の学生が目につくようになった。就職活動を控えた大学生にとって気になる1つが人気のある企業ランキング。2月8日の日経新聞によると、2009年の就職人気企業(総合)ランキングの1位は全日空、2位のトヨタ自動車、そして3位が松下電器産業だそうだ。人気企業上位100社にはテレビCMでよく目にする会社や日常生活の中で接する機会の多い企業名が並んでいる。これら上位にランクされている会社はCMを通じて上手く企業イメージ、つまり企業ブランドを高めているのだろう。企業ブランドとは、企業や商品につけられたマークや名前のことで、消費者が商品を購入する際の手がかりとなる。特に企業ブランドは、自由想起方式の人気企業ランキングに当然のように寄与するだけに、マーケッティングの担当者にとって、自社の人気ランキングは気になるところである。
 しかし、このブランドイメージの良い企業と、学生自身がやりたい職務はイコールではない。企業がいったんブランドを作り上げ・維持していくためには、その裏には、過酷なまでの切磋琢磨と作業の標準化、コスト管理などがある。企業はブランドを通じて、消費者のイメージを裏切らないよう商品やサービスを提供はするが、そのことが仕事や就労環境までに及ぶとは、さすがにいえないからである。ところが、消費者としてテレビなどを通じてその企業をよく知っている学生は、ブランドからくる商品面のイメージをそのまま志望企業と重ねて選択する傾向がみられる。そもそも「企業ブランド」と「採用ブランド」は切り分けて考えることが必要だ。
 それでは、優秀な人材を確保したい企業と、良い会社に就職したい学生の両方を上手くマッチングさせるためには、人事部門は何をすべきか。その1つに、米国のビジネス誌「フォーチュン」に毎年掲載されている「働きやすい会社」ランキングがある。これは、その会社で働いている従業員へのアンケート調査を基に作成したランキングであり、就職人気企業ランキングとは異なる。従業員の満足度ランキングといったところだが、上位10社は名前も知らない会社ばかりだそうだ。
 もう1つ、日経ナビ2009でも上場企業とビジネスマン6000人を対象とした「働きやすい会社」ランキングと評価項目の結果が紹介されている。ランキングの方は、1位は松下電器産業、2位のNEC、そして3位が東芝となっている。そして、評価項目の結果であるが、実際に働いているビジネスマンは「休暇・勤務時間」と「人事考課」への関心が高いそうだ。ビジネスマンが「これなら働きやすい」と考える制度や環境とは何なのか。その1位は「有給休暇の取りやすさ」。2位は「労働時間の適正さ(残業・休暇・勤務時間)」で、その次に重視されているのが第3位の「人事考課関連(結果の伝達・評価基準の公開・不満への仕組み・考課者訓練)」だ。現在の日本企業の多くは成果主義・実力主義人事の普及・定着が進んでいる。その結果、昇格や昇給・賞与に大きな差がつくようになった。となれば当然、自分が適正に評価されているかどうかは大いに気になるところだ。
 しかし、成果主義人事を導入しているどれほどの企業が、人事考課の充実に取り組んでいるのか。賃金や賞与などの処遇は成果主義であっても、いまだに昇給考課や賞与考課といった従来からの人事考課表での評価を行っている企業が多いのではないか。企業が採用ブランドを作り上げていくためには、ヾ待人材像としての評価項目や評価基準を前もって明らかにし(制度の公開)、△匹里茲Δ兵耕街堝阿職場業績に貢献し、どういった行動を修正していく必要があるのか(結果の公開)、N匹い箸海蹐鬚気蕕某ばしていくために、今後どのような仕事を担当し、上司はどのような指導を行うのか(育成の公開)の3点について、人事考課の一連の流れとして考課者訓練を通じて管理者に理解させ、実施させることである。そして、自社の人事考課の内容を応募者に自信をもって説明することで、採用ブランドを高めることになるのではないだろうか。従業員にとって「働きやすい会社」でなければ、応募者にとっても魅力ある企業とはならないのでは・・・。

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