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■ 企業の経営理念も見直しの時代、競争環境の変化が原因!?

       
2004年8月4日  

 会社には必ずあって、大きな額に堂々とおさまっているのが社是であり、経営理念。にもかかわらず社員の関心は低い。いままではそうであった、これからはどうか。そんなことを今月は考えてみた。
 
 ここ数年間でこの社是・社訓、経営理念(以後経営理念と呼ぶ)は1/3近くの企業で見直されている。貴兄の会社でも知らぬうちに書き換えされているかもしれない。競争環境の変化や、事業内容の変化に対応してのことと窺い知るが、特に最近は企業不祥事の続出、環境志向の高まりが見直しに拍車をかけているようだ。
 最新の経営理念にはどんな言葉が散りばめられているか、トップテンを披露しよう。

  1. 顧客志向
  2. 社会との共生
  3. 挑戦(チャレンジ)
  4. イノベーション・創造性
  5. 従業員の尊重
  6. 従業員の団結・和
  7. 技術の優秀性
  8. 地球環境への配慮
  9. サービス精神
  10. 個人の尊重
 注視、「従業員の尊重」。人、つまり企業内の人的資源への関心が高まっているのもかかわらず、しかも経営上の課題として“人材育成”(経営上の課題は後述)が上位に上っているのもかかわらず、「従業員の尊重」は言葉としては5位だが、それを企業として重視しているかとなると、はるかに低い割合に下がっている(という結果)。他の機関が行った人事課長に対する調査結果では、成果主義はより浸透すると8割近くが答えている中で、課題として上げられたのが“優秀な人材の確保” “公正な評価制度の確立” “社員のモラール向上” “リーダー人材の早期育成”であり、4項目中3つが人にかかわる課題である。これを何と捉えるべきか。

 某企業の経営理念。
「持続可能な地球の未来を拓く先導役を目指し、経済の発展のみならず、環境への配慮、社会への貢献とも調和した事業活動を行います」
「最高の品質と心のこもった行動を通じて、お客様の満足を追求し、世界の人々の健康で豊かな社会の実現に貢献します」 
「最良の技術をもって産業の発展と環境保全に寄与し、社会に貢献します。市場のニーズを先取りし、最良の商品とサービスを顧客に提供します。創意と活力によって発展し、豊かで働き甲斐のある企業を目指します」

 同じ調査の中で「現在の経営上の課題あるいは関心事」を聞いているが、そのトップテンは

  1. 顧客志向の強化
  2. 財務体質の強化
  3. 人材育成
  4. スピード経営
  5. 成果主義の人事・報奨制度
  6. 製品のイノベーション
  7. 企業倫理や企業不祥事の防止
  8. 株主資本利益率
  9. リストラクチャリング
  10. 企業イメージの向上
  成果主義において「経営理念」は、すべての始まりである。経営理念は企業が目指す目標であり、到達すべきゴールである。成果主義はひたすら、そのゴール目指し突き進んでいくための手法だ。
 企業は、美辞麗句を並べた経営理念で良し、としている場合ではない。真に目指すべき我が社の理念を社内外に広く掲げ、社員がその意識のもと行動するように働きかけなければならない。「従業員を尊重」し、「企業倫理や企業不祥事の防止」に取組み、結果上位3項目(顧客志向の強化,財務体質の強化,人材育成)を達成することである。そのための方策として「成果主義の人事・報奨制度」を整備あるいは充実しようという動きを企業は見せ始めている。
 成果主義は『社員の労働意欲を掻き立て、生産性を向上させることで、企業収益に結びつける』ことをいう。

 “顧客志向の強化” “財務体質の強化” “人材育成” 、上位三項目をよくみると、新しい経営手法として企業が導入し始めているバランス・スコアカード(BSC)の4つの分類中、3つがある。BSCはミッションやビジョンを経営に生かす考え方であるが、企業への認知度は高まっており、調査報告書は「導入について検討した4割の企業のうち25%がすでに導入している。……これはBSCが今後一般的なマネジメント・ツールの一つとなっていく可能性があることを示唆している」と結んでいる。経営理念の実現にはBSCは有効といえそうだ。日本経済新聞社でも関係グループが「BSC研究会」を設置し、学者や企業担当者と定例的に研究会等を開催していると聞く。

 BSCは、組織全体の成果をモニタリングする目的で設定される、バランスのとれた経営指標の体系。財務の視点、顧客の視点、業務プロセスの視点、学習と成長(あるいは人材と変革)の視点という4つに分類され、財務と非財務のバランスのとれたスコアカード(成果表)の意味が込められている。これらは独立に存在しているのではなく、学習と成長への施策によって望ましい業務プロセスを実現し、それにより顧客へ価値を提供して最終的に財務上の目標を達成するという、一連の因果関係(ストーリー)が想定されている。

 さて、目には映れど見えていない経営理念とBSCが握手すると何になるか?
 答え。
 成果主義人事の要、人事考課制度すなわち、『戦略型目標評価制度』。経営理念を社員の行動指針としてかつ成果重視の企業体質を作り上げるのが、この『戦略型目標評価制度』。上記、経営理念に使われている言葉のダントツ一位を取り、経営上の課題・関心事にも一位の座を占めた“顧客志向”。この“顧客志向”を評価項目に組みこんだ人事考課(評価制度)が成果主義人事を展開させるに最適の制度とはいえないか。
 当HPトップの『成果主義賃金が機能 成果主義の人事考課』コーナーで、戦略型目標評価制度を紹介している。詳細はそちらへ。もっと耳寄りな話。『戦略型目標評価制度』をテーマにした講演録を今年に入ってから無料(終了)で送付しているが、残部がわずかながらある。ご希望の方、メールでお申し込みを。

 八月はお盆。“盆と正月”この決まり文句、うれしい事が重なると出てくるが、正月と並んでお盆は我々日本人にとって最も重要な行事。お盆とは、ご先祖様の霊を家に入れて供養する仏事であるが、この時期の日本人は誰も彼もが極めて日本人的になるらしく、田舎へ帰り墓参りする。インターネットなどで世界中の情報が飛び交い、成果主義の時代に入った企業社会にも、未だにお盆休みがある…ことの不可思議さ。とはいえ、これこそが長期休暇の取りにくい日本社会にとって、お盆休みは正月休みと並んで長〜いお休み時間といえる。
 八月は別名「葉月」。さて葉月の由来は?
 旧暦では4月〜6月までが夏。7月は初秋で8月は秋となる。木の葉が紅葉して落ちる月。“葉落ち月”がはづきに変化したといわれている。もう一説。8月は稲穂が出る月なので、稲の“穂発(ほはり)月”“発(はり)月”がなまって、はづき→葉月になった。
 再度お盆。今年のこの時期、かなり忙しい方多いのではないか…。交通渋滞を覚悟で北へ西へ南へと高速道路をひた走り、ご先祖様を供養し、心と目はアテネ。長嶋監督不在の野球を応援するのか、女子ホッケーか、女子バレーに水泳の北島君、陸上も応援せねばと、ああ今年のお盆は忙しい。高校野球好きの方は、なおさら忙しい。親も東京生まれで田舎のない筆者は、毎年ガラガラの東京を満喫。さらに言えば、東京のお盆は7月に行う。すでにお盆行事は終了。かまびすしいセミの声を聞きながらアテネへ夢を馳せるお盆休み、としたいものだ…

 
       
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