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■会社の利益率と管理職、女性、フリーターの活用は比例する

       
2004年1月5日  

 初春に…04年の思いを込めて… 「初春の知が動に脱す夢見かな」
 本を読んだり、講演を聴いたりして知識を高め、「バカの壁」を取り払うに努力をいとわぬ人は多い。人材は至るところに在る。年新たなこの日に思うこと、“人材を活かす”システムが組織にできているか。百も承知のことを新年早々に…とヒンシュクを買いそうだが。
 組織も生き物である以上、また人が組織を運営していく以上、これがなかなかに難しい。将来の企業にとって、社員にとって、ベターなシステムの構想を築きあげている方々は、特に経営者は多々おられるようだが、それからの一歩が踏み出せないよう感じられてならない。
 「行動」するには、決断力とその背景にある“知の深さ”である。本当に行動に移さなければならないと、知が確信しているなら、あとは決断して実行するのみ。決断できずに行動に迷いが生じているなら、知が未だ浅いものか、単なる優柔不断かである。
 今年こそ、知り、やらなければならないと思ったことを行動にあらわす企業が増えて欲しい。そんな願いを込めた拙い一句。

 成果主義とは、評価や処遇の改革だけをいうのではなく、人材育成の場でも改革を断行せねばならない。古い尺度に縛られず、今の時代が要求している人づくりをしたいものである。組織が人材を開発する際には、システムの充実は勿論であるがそれはハード面のこと。ソフト面では管理者だと言える。管理者は、事業部門の目標や方針に従って与えられた、あるいは自ら設定した目標を部下を使って、効果的に達成するという役割を、極めて重要な役割を担っているのである。まあ、管理職に対する重要性は今更、という感があるのでこのへんで…

 経済産業省の「男女共同参画研究会」で03年に発表した意味深い調査結果がある。
 『女性比率が高い企業は、利益率が高い』
 これは、女性の数を増やせば利益率が上がるという、単純なものではなく、女性の比率が高くなるような企業風土が高い利益率につながる、ということを表している。
 この結果に相当する企業には具体的な特徴がある。「男女の勤続年数の格差が小さい」「再雇用制度がある」「女性の管理職の比率が高い」「男女の平均勤続年数が短い(年功序列の終身雇用ではない)」。確かに男とか女という性別は姿を消している。
 日本での女性管理職の割合は8.9%だという。10年以上、この数字で伸び悩んでいる。
世界を眺めると、1位はアメリカで45.1%、先進諸国では20%をどこも越している。成果主義を標榜してからでも十年余り経つというのになぜ日本では、女性の登用は進まないのか。
 答え。「企業が本気で利益を追求していないから」。大学の成績をみても能力では男女同等か、女性の方が優秀という声はずっと以前から聞こえている。にもかかわらず、男性管理職が圧倒的に多い(管理職の役割を果たすのに男性である必要性は? 世界がそれを証明している)。「日本企業は能力の低い男性を雇って損をしている」、とはあるコンサルタントの弁。
 一方で、「女性自身にも甘えを捨てると言う意識改革が必要だ」「フム、フム」とうなずく前に次の言葉を聞いて欲しい。「それを企業が女性に求めるのは傲慢です。働く女性を取り巻く社会環境は厳しい。親や夫、世間など、働き続けることに理解がなく、苦労している女性がまだまだ多いのが現状。逆差別と言われる位、企業は徹底して格差を是正すべきです」と断言する人事担当者もいる。

 これらのこと、女性が抱えている問題はフリーター層にも当てはまる。フリーターといっても「玉石混淆」である。その中の「玉」を見つけ出し活用する手段を組織の中に作り上げる。この重要性はまさに女性のそれと同様であるといいたい。
 アメリカには在学中に長期のインターンシップ制度が定着しており、さらに高卒者やいったん社会に出た人でも職業能力を高めるためのコミュニティ・カレッジも充実している。ドイツは中学卒業段階で3年間、週に何日か企業で職業訓練を受け、残りを職業学校で教育を受けるというシステムを設けている。イギリスでは半年以上失業している若年層に数ヶ月、集中的に個別面談を行うなど職につくための後押しを行っている。
 大体において、フリーターという名のもとに非正社員を一括りにしているが、その中にはスキルを身につけることに意識的な人や、既成の就職という形態からあえて飛び出そうという人もいるだろうし、何となく居心地がいいからフリーターしている人もいるだろう。どれもフリーターとして扱っている。日本の社会は、新規学卒採用というルールが確固として築かれていたが、それは世界的には珍しいルールであって、ようやくここにきて、時代の流れであろうか、縮小してきたようだ。通年採用も中途採用も当たり前のようになりつつあり、それはフリーター誕生が先か、どちらが先か…そのへんのところは定かではない。
 行政はいかなるサポートをするべきか、企業はどのような能力開発のシステム作りをすべきか、フリーターの活用は今後の社会と経済の活性化に強く影響を及ぼすと考える。
 
 成果主義を導入したからといって、今もって会社への定着率を第一に評価している企業は多い。育児や海外留学などによる体験をリスクとみなし、女性やフリーターの登用を積極的に行わない企業が多い。これでは能力があり、意欲もある女性、男性にとっては魅力ある企業とは映らない。日本企業の競争力低下がいわれて久しいのに、過去の成功モデルから抜け出せないでいる。アメリカ企業が強くなったのは、女性が社内に多様な競争を生み出したことも大きいといわれている。女性登用の進まなさは事業の停滞を示す一指標だ、位には捉えてほしいものだ。
 外資系企業の担当者曰く、「女性に限らず、人を採用し活用するのは善意からではない。質の高い人材を確保し、ビジネスの効率を高めるため」。この会社では公平に採用すると、女性が7割以上を占めることもあるという。
 評価は男女に関係なく成果のみ。これが成果主義の第一歩といいたい。

 地球上に生命が誕生したのは、穏やかな青い海の中なんかではなく、酸性できつい硫黄の臭いを発散する地獄の釜のような所だった。40億年程以前のその頃の大気にはほとんど酸素は含まれていず、10億年以上かけて徐々に酸素は蓄積されていった。
 これが地球に生物が生まれ出た頃の環境だ。時は過ぎ、4億年前に陸上生活者が現われ、3億年前には森林とそこに隠れ住む生き物で地球は満ちていたという。1億年以上続いた恐竜時代。そして…残念なことに私の「生命40億年全史」(リチャード・フォーティ著)は、そこまでしか読み進んでいない。4/5は読破しているのだが、人類どころか、人類の祖先である猿さえでてこない。猿で思い出した。人類ではなく、生命の祖先のこと。
 「無生物を生物に転ずる生命の火は一度、たった一度だけ火花を散らした。生あるものはすべて、その瞬間に恩恵を受けている。温泉に生息する細菌、吸血コウモリ、カリフラワーなどなど、いずれも我々人類と祖先を共有する仲間なのだ。……遺伝子を構成する分子を調べても、すべての系統は一つの共通の祖先から分かれたことを示」しているとのこと。
 遥か昔、たった一度のチャンスをつかんだ、ねばねばした粘液にくるまれた粘度の高い、最初の生命に感謝の意を表す。
 この宇宙は「たくさんある宇宙の一つにすぎない」?
 年明けて見上げる空、去年、一昨年と獅子座流星群も到来した、この宇宙はいくつもある宇宙の一つであるという。宇宙の始まりとされるビッグバンは無数にあり、親宇宙から子宇宙が生まれ、子宇宙から孫宇宙が…という「多重発生」宇宙論を唱えている学者がいるらしい。今我々が生きているこの宇宙とは別の宇宙がいくつも、いくつも存在しているということか。(では全体は何と呼べばいいのか!)
 2004年の年賀に、想像力を掻き立てる(?)話題2つ。夢々うなされぬように。

       
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